花まゆ展 in 横浜

生糸貿易で日本の一大貿易港として発展した横浜で、横浜市中区役所の後援をいただき、繭から生まれた花「花まゆ展」を開催します。

会場となる横浜市開港記念会館は、かつて大手の生糸貿易商だった石川屋の跡地(岡倉天心生誕の地でもある)に、横浜貿易商人の拠点であった横浜商法会議所(商工会議所の前身)が入居する町会所として大正6年に創建されました。

その後、関東大震災などに見舞われながらも、平成29年に100周年を迎えました。かつての生糸産業の繁栄が伺えるような重厚な石造りの建物や格調ある内装。平成元年に国の重要文化財に指定されています。


開港記念会館の2階、第6会議室において、南関東にある4箇所の花まゆ教室の生徒さんの作品、講師の作品、また花まゆならではの大作も展示いたします。

世界遺産の富岡製糸場、前橋の昭和庁舎などで展示会を重ねてきた「花まゆ」にとって、横浜は群馬から繋がる、日本の絹を世界に羽ばたかせた歴史的な場所です。

日常の中で絹が遠い存在になっている現在ですが、繭持つ優美さ、輝き、そして温かみなどを感じていただき、絹の新しい表現としての「花まゆ」をどうぞ、ごゆっくりとご覧ください。

●会期 3月11日(日)~13日(火)

     午前10時~午後5時(最終日は午後4時迄)

●会場 横浜市開港記念会館2階 第6会議室